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31期 引退ブログ ー細田唯翔ー

  • 京都工芸繊維大学 男子ラクロス部
  • 11月24日
  • 読了時間: 13分

更新日:5 日前


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副将を務めておりました、細田唯翔です。



まず始めに、日頃から当部の活動にご支援・ご協力頂いている卒業生や保護者の皆様、関係者の皆様にこの場をお借りして感謝申し上げます。この一年、本当にありがとうございました。 入れ替え戦の舞台で掲げていただいた「1部へ」の横断幕、感動しました。




引退した実感がまだ無いですが、引退ブログを催促されてるので、なるべく気持ちの整理をしつつ書いていきます。


引退ブログが短いと薄い4年間みたいになるし、長いと読む気が失せるので、ちょうどいい長さになるように頑張って書きます。

(結局、長くなりました)


4年間の振り返りして、後輩に託したい想いを書いて、最後感謝パートで終わらせようと思います。



◆ 4年間の振り返り


4年間の振り返りなんて誰も読まんやろって思ってたので書かない予定でしたが、れんが知りたいって言ってきたのでれんを含む、自分の過去に少しでも興味がある人がいることに期待して書きます。



〇1回生


入部した理由は普通にラクロス楽しかったからでした。特に特別なエピソードもなく入部し、4月後半からは勧誘する側になってました。


そんな感じで楽しくラクロス部に入って早々、なかじさんから工繊が弱いこと、1回生も試合に出れそうな事を知らされ、とりあえずの目標はリーグ戦にSSDFで出ることでした。


そのために、自主練を太陽の光が登ってる間は馬鹿みたいにしたり、勝手に上回練を見に行ってすごく練習に入りたそうな目で見てたりしてました。そしたら、すぐに練習参加させてくれて、組織練とかに必死に食らいついて、そんなに悪くないSSDFになりました。

今思えば変なやつですが、この位の馬鹿さがあって良かったと思ってます。後輩たちにはこの感じが欲しいなぁと思ってます。



この辺まではすっごく順風満帆でした。


でも、8月頃、バタバタと一個上が辞めていきました。あの時にナカジが「pllファンクラブwithなかじ」という謎のグループを作って色々言ってたり、サワヤンがコロナになって辞め時を見失って奇跡的に部に残ったり、とにかく部活がやばい状態でした。この時に自分の1番尊敬してた人もどっか行きました。


でも、個人的には上手い人居なくなって大変だなぁとは思ったけど、自分がOMFでもリーグ戦に出れる確率がどんどん上がって行ったので、結構ワクワクしてました。もっと技術を上げてリーグ戦で活躍したかったので、途中から誰が辞めるとかは正直どうでも良くなってました。



そんなこんなで、自分はMDの3番手になりました。この頃はミスっても1回生だから責任は自分に無いし、しかもOFDFでファーストセットに入りフライも自分が帰りたい時に帰ればいいという天国みたいな立ち位置でした。そのおかげでラクロスが大好きになったのかなと思ってます。



そんで成長してって、リーグ戦でも何点か取ったり、サマーでもベスト4になったり、ウィンターでも関学から点とったり、 結構良い感じの1年を送りました。




〇2回生


この年は、全員が口を揃えて記憶がないって言います。この頃のやばさを簡単に説明すると、4回生居ない、OFは2回生6人でやる、ななとが急に居なくなる、りんたがSSDF始める、主将は居なくなる、副将のナカジさんは人に怒る割に寝坊を体調不良で揉み消す、こうすけが全体LINEにりんた宛のお叱り文章をぶっ込む等々、語りがいはあるけど、まさに弱小校でした。


この頃の良かったことと言えば、体重を馬鹿みたいに増やしたことくらいです。



勝手にOFリーダーとして責任感は感じながらも、チームを良くすることより、自分が上手くなって、自分で点取って勝つ方が楽だという安直な考えで生きてたせいで、OFの連携が皆無で、お互いに主張ができない最悪のOF組織だったと思います。



この年、案の定、関西最下位をちゃんと取り、呆気なくリーグ戦が終わりました。



〇3回生


このシーズンは色々良い方向に変わった年でした。

前シーズンの最悪の結果を受けて、チームの基盤を色々変えました。練習の欠席の基準、筋トレ、自主練、毎週の幹部ミーティング、練習試合の増加。上げたらキリないくらい変えました。


その分、しんどい思いもしたし、チームを去る人も出た、それでも変えてよかったと思ってます。



個人としても1番伸びた感覚がありました。

なんかふわっとした表現になるけど、想像するプレーが無意識で実行できるみたいな感覚になりました。この感覚を掴んでから自信が付いてラクロスがさらに楽しくなった気がします。


だから、後輩達にはこの段階に早くたどり着いて欲しいし、この段階まで辛抱強く努力して欲しいと思ってます。



そんなこんなで、チームとしても個人としても成長して良い雰囲気になって行きました。



そんで始まったリーグ戦の序盤戦の神学に4-5の劇的敗北。練習試合で勝ってたのもあって心のどっかで舐めてたのが、ちゃんと結果に現れました。



それでも、1年間築いてきた組織力があったからこそ、1番強いとされてた龍谷に7-2で圧勝し、その後の大教にも9-4の勝利し、1位通過で入れ替え戦に臨むことになりました。そして、入れ替え戦では桃山に9-2の圧勝をして念願の2部昇格を果たしました。



個人でも得点王とベスト10に入り、完璧と言っていいようなシーズンとなりました。


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〇4回生


一言で言うと、ずっと不安だけど楽しかったです。


2部リーグが初めての経験だったので、どのレベルまで行けばいいのか分からず、ずっと不安でした。


チームの基盤はナカジさんが作ってくれたものを多少詰めていけば大丈夫だと思ってましたが、OF組織がどうにもこうにも通用する自信が持てませんでした。


DFには圧倒的な熱量と一部の経験をもつヘッセさんがいましたが、2部を経験したことない現役とコーチで構成されていて試行錯誤の連続でした。正解が分からないまま、自分が何となく正しいと思うように舵を取ったせいで、上手くいったり行かなかったり不安定なままでした。



そんな感じで練習試合でも個人の調子に左右されて良い日は良いが、悪い日はとことん悪く、安定感のないOFだなと思ってました。



それはリーグ戦でも一緒で近大戦までの4試合は平均3得点と2部最下位の得点力で、そのせいで勝てない試合も多く、DFには申し訳ない気持ちでいっぱいでした。


しかし、神学と甲南はOFが着実に得点を重ねて勝つことができ、さらに色んな要因が重なり2部2位となり入れ替え戦に進むことが出来たので一安心でした。



ここからまた不安な1ヶ月が始まりました。本気の1部相手の試合をしたことがなく、何が通用するのかも掴めないまま、とりあえずスカウティングをして、対策練習をしても倒せる自信がないままでした。


そんな感じであっという間に試合を迎え、いざ始まってみると圧倒的な個人の質に驚かされました。自分たちの持ってるものが通用する気がせず、次第に雰囲気に飲まれ、まともに実力も発揮できないまま時間が進み、得点差が開いていきました。


もう完敗だなって思いながらも、負けっぱなしは嫌だったから、なんとか一矢報いてやろうって気持ちでどうにかメンタルを保つような状況になってました。



もう諦めかけた頃、最後の最後のTTO開けに謎にスライドを一切張らない裏1on1をさせてくれました。もうメンタル切れかけてたけど、得点したい一心で突っ込み、一点をもぎ取ることが出来ました。その一点は勝敗には一切関係ないような得点で、結果だけ見れば何でもない一点でしたが、自分の中ではラクロス人生の中で1番嬉しかった一点でした。本当に4年間やってきた努力が少しでも報われたような気がして、本当に嬉しかったです。



そんな感じで細田のラクロス人生は幕を閉じました。


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◆後輩達へ


もう自分は1部には行けないから、自分の全てを夢を後輩達に勝手に背負わせたいなと思ってるので、4年間ラクロスをやって得た学びとかを書かせてください。




〇「努力は報われるまでしろ」

サッカーの大天才というか神のメッシが言ってた言葉を使わせてもらいますが、これはマジで真理だと思います。工繊は努力はしてる人は沢山いると思います。そこは凄く良いところだと思うし、今後一部とかさらに上に行く可能性が十分にある所だと思います。ですが、努力を報われるまでやり切れてる人は少ないと思います。何かしらの言い訳をして、努力をやめてしまう人が多い印象です。多分、工繊の環境は言い訳できる所は沢山あるけど、そんな言い訳をしていてはずっと2部、なんなら3部です。本当に途方もない努力の先にしか自分が報われることは無いと思います。自分も沢山努力したつもりでしたが、それでも全然足りず、ほとんど通用しませんでした。後輩達には1部昇格やその先の目標を達成できるまで努力を続けて欲しいと思います。



〇努力の継続方法を見つける

やる気が出ても続かないのが基本的な人間の習性だと思います。努力を継続するのは気持ちだけではどうにもならないことが沢山あります。なので、努力の継続方法を見つけて欲しいなと思ってます。多分、色んな方法があると思いますが、個人的に良かったものを紹介します。


それは、大きい目標を見据えつつ絶対にできる小さい目標を立てることです。解説すると、目先の目標を立てる時に「○○までに◻◻が出来るようになる」とかを立てる人が多いように感じます。ですが、これはどれだけ頑張っても出来ないことがあり、目標を達成できなかった時に若干萎えるのであまり良くないと思ってます。なので、「今週は毎日○○を50回やる」とかの回数とか時間とかをノルマにすると、この目標はやる気さえあれば絶対に達成できます。そしたら、次の目標を立てていけて、いつの間にか上達していきます。注意点で言うと、本当に達成したい大きい目標を見据えずに小さい目標を立ててしまうと、何も出来ずに終わるのでそこは注意すべきですが、大きい目標を分割して考えていけば大きくズレることはないと思います。


これは、自分に合っていたやり方なので全員に当てはまるとは思いませんが、これに限らず努力を続ける方法を見つけて欲しいです。



〇パッションでどうにかする

これは半分ふざけてますが、半分真面目です。この世には逃げたくなるようなことが沢山あると思います。そんな時にパッションでどうにかして欲しいと思います。この時代、パッションは強制できないので、各自が自分を奮い立たせてくれたら、工繊もすごく強くなりそうだなと思います。もし、体調が悪くても立ってクロスを掴めてパスが出来ればラクロスはできますし、学業がやばい時でも人間2日くらいなら寝なくても人間らしく動けるので、睡眠時間を削れば練習をする数時間なら作り出せると思います。試合中、練習中に辛いこと、怖いことは沢山あると思いますが、ラクロスをやってて死ぬことは多分ないでしょう。大怪我をするまでやれと言いませんが、死ぬこと以外かすり傷だと思ってプレーしてる奴が目の前にいたら、さぞ恐ろしいと思いませんか?こんな時代に則さない話ですが、こういうことが出来るやつこそ何かを達成し得ると思ってます。



〇責任感を持つ

3年近く幹部としてやってきたので、責任感の部分は人一倍感じる機会が多かった気がします。部活をやってれば、面倒くさいことは沢山あると思います。自主練、筋トレ、遅刻欠席しない等々色々ありますが、こういうのは全部責任感でやればいいです。やりたくない気持ちはあるのは分かりますが、チームに属してる以上、ある程度の責任はありますし、上回生になればなるほど責任は大きくなります。多分、遅刻欠席に関してで言うと、今は割とみんな時々休むから、自分も少しならいいやみたいなサイクルに入ってると思います。自分の欠席が他人の欠席に繋がり、それが広がっていってるのを自覚して、多くの部員が許可されてない欠席をしないように心がけることが出来れば、自然と欠席も減ると思います。こんな感じで、自分が与えてる組織への影響が想像以上に大きいことを自覚して責任感を持った行動が出来たら、もっと良くなると思います。




言いたいことは沢山ありますが、もう終わりにします。



◆最後にみなさんへ


○3回生へ

3回生の持ってる才能は、自分らの代より凄いものがあると入部した時から思ってた。今ではそこそこ上手いけど、それでも一部の壁の高さと比べたら全然物足りない。君たちは才能はあるから努力の量だけ増やしていけば、必ず目標を達成出来ると思う。とにかく頑張れ。あと、もっとスタッフを大切にしろ。



○2回生へ

苦しい1年間を過ごさせて申し訳ないです。自分の感覚で言うと、2回生の冬から3回生夏位が1番伸びるから、そこを楽しみに努力して欲しい。もう少し強いメンタルと身体があれば、来年活躍できると思うから頑張れ。



○1回生へ

ラクロス大好きな奴が沢山いて嬉しい。でも、この先もっと楽しいラクロスが待ってるからそこに向けて頑張って。来年のリーグ戦に出れる可能性があると思うから、出たいやつは死ぬほど努力しないと相手は4回生とかざらにあるから頑張りや。



○スタッフへ

ずっと支えてくれて、ありがとう。特に今年は人数少ないなか、当たり前のように練習させてもらって助かりました。これからもチームをよろしくお願いします。自分がチームに居る意味が分からなくなる事が時々あるらしいけど、スタッフがいるからこそ、プレイヤーが何不自由なく活動できてるから、試合でプレーして活躍することは出来ない立場だけどチームが目標達成するために必ず必要となるから、すごく大切なポジションだと思ってます。

当たり前の環境に気づいてない馬鹿なプレイヤーがいたら教えてください、自分が分からせます。



○そまへ

3年間コーチありがとうございました。意味わからんくらい練習来てくれて、色々外からの意見くれて助かりました。来年は自分がコーチになりそうなので、これからは任せて下さい。



○母へ

まず、風邪ひかない体に育ててくれたおかげで、馬鹿みたいにラクロスに打ち込めたので、感謝してます。ラストイヤーは試合がある度に埼玉からこっちまで来てくれて嬉しかったです。それ以外にも色々支援をしてくれて、いい環境でラクロス出来て、感謝してます。ありがとう


○父へ

実際プレーしてる所は見せれなかったし、ラクロスが何なのかも分からないと思うけど、たまに試合頑張れとか言ってくれるのが嬉しかったです。とりあえず、人間として多少は成長したので、良い大人になれるようにこれからも頑張ります。



〇大和へ

最初は人から好かれるキャラで主将をどうにかやりくりしていくんだろうなって思ってた。でも、日に日に主将らしくなっていって、チームを良い感じにまとめあげてくれて助かった。本当にありがとう、お疲れ

たまには、1回生にSSDFを教えに来てね



〇同期へ

照れくさいので書くつもりはなかったけど皆書いてるので追記しました。とりあえず楽しかったです。

下ネタ大好きな癖してずっと彼女と幸せそうなりんたも、俺と同じ体重なのにどう考えても太ってる圭一郎も、しれっと院浪を誰にもいじられないりくまも、ルックスなかったら許されないくらいアホな大和も、いつも落ちこぼれキャラしてしっかり院試に落ちる森本も、こういう時に言うことのないそうしも、1週間会わないうちに無口に戻ったしゅうまも、たこ焼き器で兄弟喧嘩が起きる水口も、全員大好きやで♡ またラクロスしよな


圭一郎あたりには卒業旅行の計画を期待してるので、お願いします。お金は無いので国内でお願いします。


あと、おかちとまえかんも応援してくれてありがとう。引退ブログ、まだ間に合うぞ




〇自分と関わった人全員へ

本当に楽しかったです。周りにいる人が良かったからこそ、心の底からラクロスを楽しめたし、人生の中でも最高の4年間を過ごせました。ありがとうございました。今後とも何卒よろしくお願いします




以上で、引退ブログ終わりです!

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。次は主将の大和です。工繊を史上最高順位に導いた大和の引退ブログをお楽しみに。


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