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'25 ブログリレー ー G 井上琳太郎 ー

  • 京都工芸繊維大学 男子ラクロス部
  • 10月26日
  • 読了時間: 4分
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 まず初めに平素より京都工芸繊維大学男子ラクロス部の活動にご理解とご支援をいただき、誠にありがとうございます。OB・OGの皆様、保護者の皆様、そして日々応援してくださる多くの方々に、心より感謝申し上げます。


 グラウンドが広いでおなじみの鳳高校出身のしゅうまから紹介を受けました4回生Gの井上琳太郎です。彼とはよく大阪の旧第8学区について思い出話に花を咲かせたものです。



と冗談はさておき入れ替え戦に向けての思いを綴ろうと思います。



 約一年前桃山学院大学に勝利し7年ぶりの2部昇格を果たした。

この一年はどの瞬間も色濃く、とても長いように感じたがあっという間だった。


新チームが始まっていろいろなことがあったが雰囲気はよく順調に勝利を重ねていた。2部に上がってから戦う相手のレベルも上がった中でチームは好調をキープしていたが心のどこかで今年は行けちゃうかもなという慢心が生まれていたのかもしれない。4年目にして初めて京産に勝利した後、関大、追手門、近大と1分け2敗。

チームは勝ち方を見失い、何をしてもうまくいかないことが続いた。



どうして勝てないのか?いったい何が違うのか?



その答えは近畿大学と戦った時に分かった。

自分たちと近畿大学との違いは「ラクロスを楽しむ」ことだ。

近畿大学は上回生から下回生まで一体となって、いいプレーが出たらみんなで喜んでいたし、下回生がミスを恐れずのびのびプレーしていた。


もちろん細かいフライミスや意識のところで負けていることもあった。でもその根本にあるのはラクロスを楽しめていないということだと感じた。


勝たなければいけない、負けられないそう考えるほどミスが怖くなり思ったようなプレーが出来なくなる。思い切ったプレーもできなくなる。そうして試合に負ける。この悪循環から抜け出さないといけないと感じた。



「これを知る者は、これを好む者にしかず。これを好む者は、これを楽しむ者にしかず。」


孔子の有名な格言だがとても本質をついているなと思う。ただ技術がうまいだけの人はラクロスが好きな人に勝てないしラクロスが好きな人はラクロスを楽しむ人に勝てない。


それに気づいてからは

まず自分がラクロスを全力で楽しんでやろう

誰かがミスったら責めるのではなくいじり倒して盛り上げてやろう

残りのラクロス生活全て賭けてみよう


そんな風に切り替えることが出来た。

その甲斐があったのかわからないけど宿敵神戸学院に大勝し甲南に粘り勝ち。

特に甲南戦4Qで一点差に追い上げられた時も周りはひやひやしていたかもしれないけれど内心めちゃくちゃ楽しんでいた。

これ最後セーブしたらヒーローなれるぞとか考えてた。

最後セーブできた時は喜びが爆発してしまった。


やっぱり真剣勝負は最高に楽しい。

ラクロスって楽しい。


そう思えた試合だった。


最終的に2部リーグ2位でリーグ戦を終えた。




 「一部昇格」を掲げて戦ったラストイヤー


3年前ラクロス部に入部した時、遥か遠い存在だった夢の舞台に王手をかけた。


相手は同志社大学


恐らく、今までのどの相手よりも強い。

人工芝の同志社、天然芝(雑草)の工繊

私立のエリート同志社、国立の頑張り屋工繊

関西の頂上を知る同志社、関西のドン底を知る工繊

全く真逆の環境で戦ってきた者たち。


彼らのような派手なプレーはできないかもしれないけど泥臭く雑草のように工繊らしく戦おう。

オフェンスがミスってもディフェンスが守るし、ディフェンスが失点してもオフェンスが必ず取り返してくれる。

だから焦る必要はない仲間を信じて最後の60分走り抜けよう。


勝って後輩が1部で戦えるように!


プレイヤーもスタッフも

入れ替え戦という最高にヒリヒリする舞台を最高に楽しもうじゃないか!





 次は埼玉の狂犬こと細田君です。彼の狂犬ぶりにはいささか手を焼いたものです。実は副将としての一面を持つ彼は最後の試合大暴れしてくれること間違いないですね。

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