'25 ブログリレー ー HC 秋本勇治 ー
- 京都工芸繊維大学 男子ラクロス部
- 10月31日
- 読了時間: 2分

この文章を読んでくださっている皆様へ。
日頃より弊部へのご支援とご声援、本当にありがとうございます。
特に部員保護者の皆様には、部員の大切な時間を預けていただき、心より感謝申し上げます。
さて、「入替戦に向けての意気込みを」と学生から文章を求められました。
いろいろ考えたのですが、試合に対する思いは去年書いたものと変わらないです。
去年よりカテゴリーは一つ上ですけど、変わらないです。
私にとってはオリンピックや学生選手権より価値があることも、変わらない。
そんな中で何を伝えるべきか考えて、今年のことは若い人に任せようと思いました。
私は昔話と共に、自分のことを少しだけお伝えします。
学生最後の試合は特別であるべき、特別であってほしいと願っています。
日本一を決める試合であっても、1勝もできなかったチームの試合であっても。
競技に全てを注いだ人も、勉強やお金やいろんな事情で全てを注げなかった人も、ちょっとサボってしまった人にとっても。
どんな結果でも試合終了と共に涙が出たり、仲間と健闘を讃え合ったり、そんな瞬間であってほしいです。
私は学生最後の試合で泣けなかったのです。
「負ける」と思っていたし、勝つためにチームで「何か」をしたと思えなかったから。
悔しさの涙も出なかった。
当時はチームメイトへの不満ばかりで、勝手に諦めていました。
もっとできたことがあったはずだし、チームメイトと語り合うこともできたはず。
それをしなかったから、泣けなかった。
試合後に四年間の思い出を語る同期に共感できなかったのは、私が「やるべきことをやってなかった」からでしょう。
やっていたら、負けたって、弱くたって、泣けたはず。
私はずっとあの瞬間を後悔して、取り戻したいと思っているのかもしれません。
入替戦が終わったとき、それがどんな感情であっても、四回生にとって特別な瞬間であってほしいと願っています。
当校はもちろん、対戦校の人にとっても。
私たちは当日まで「やるべきことをやる」。
観戦してくれる卒業生、部員の友人、そして保護者の皆さんに、彼らの学生生活は素晴らしいものであったと伝わるような試合をしたい。
試合会場の全ての人にとって素晴らしい日になりますように。









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