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'25 ブログリレー ー AC 長谷川隼也 ー

  • 京都工芸繊維大学 男子ラクロス部
  • 10月31日
  • 読了時間: 4分
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 とうとうブログを書く順番がやってきました。

まずは現役時代、同志社と試合した時の写真を載せておきます。


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 このあと2部得点王となった0番の彼からYard Saleをかましました。


 さて、22KUL Emotion、24BLUE BLAZE入替戦前ブログ、と続いてもう3回目。

去年は工繊との関わりを書いたが、今年は俺自身の話をしよう。




 なぜ俺は今ラクロスのコーチをしているのだろうか。


メンバーが揃い、歴代最高の結果を残せるチャンスのあるチームだった、ということもあるだろう。

だが根底にあるのは、「俺のラクロス観の実証」。


KULは、現役(幹部)主体のチームだ。

全学ベスト4まで進んだものの、やりたい戦術ができなかった平部員時代。

Aチームの事情が優先され出来ることの限られていたBコーチ時代。

強豪校の一員として豊かな経験をさせてもらえた一方、少し心残りがあったかもしれない。



BLUE BLAZEでは、コーチの判断に委ねられている部分が大きい。

選手の意見も取り入れつつではあるが、チームは俺のラクロス哲学に沿うものへ変貌を遂げつつある。

ここまで付いてきてくれた選手たち、ありがとう。



一方で、俺自身の判断が勝敗を左右する。

責任重大だ。


SNSの普及もあり日本のラクロスは、猛烈なスピードで変化している。

2010年代は個々の1on1を活かしたOFが中心であったが、いまや裏からは2on2を絡めた攻めが常識になっている。

歴代慶應しかやってこなかったゾーンマンツーは、関西1部チームの半数が使う戦術となった。


BLUE BLAZEを勝利に導くため何が必要か。

俺自身も動画を見まくって知識をアップデートした。


面白いことに、今BLUE BLAZEが採用している戦術は、ほぼすべて選手としての経験は無い。

それでも、現役時代に培った感覚、戦術の本質を追求し続けてきたラクロスIQ、これを信じて、俺はフィードバックを続けている。




 それからコーチに携わるもう1つの率直な本音。

京大や関学だけが頑張っても、関西が日本一になるのは厳しい、という現実。


スカウティングでは、実力は互角もしくはKULの方がやや上かと感じていた。

地面の揺れを感じるほどの大応援を背に迎えた全学準決勝vs明治。


1-5


圧倒される感覚も無かったが、気付いたら4点ビハインド。

なぜ負けたのだろうか。


「くぐり抜けた難関の数」


ここが違うと思う。


当時の22KULはリーグ戦の半分が消化試合。

緊張感も薄く、だが良いプレーはできたしチームも圧勝した。

一方、明治はリーグ戦から生死を賭けた混戦を勝ち抜いてきた。そこから生まれる、目に見えない何かが違いを生んでいると思う。


もっと関西のなかで競争して欲しい。

BLUE BLAZEが1部上位校に割って入り、競争を激化させる。

そんな存在になってほしい。


今年の関西はどこが優勝するか分からない、そんな状態が続けば、関西が全学優勝する日は来るんじゃなかろうか。




 俺の話が長くなってしまったが、最後に入れ替え戦へのメッセージを。


我々は「クレバー」をテーマに掲げた。



2年前。

「こういう場面では○○すると教わったから」

工繊の選手たちから聞くことの多かったフレーズだ。


固定観念に囚われ思考停止でプレーをする。

決して身体能力やセンスに恵まれているとはいえない、国公立のチームがそれで勝てるはずがない。


「ラクロス観を根底から叩き壊す」


そんなコーチングを意識した。

今まで聞いたことが無いような発想に戸惑うこともあっただろう。


だが、君たちは食らいついてきた。

プレーの本質について思考し、セオリーに囚われない判断、相手の嫌がるプレーを追求できる集団となった。


結果が全てを物語っている。

7年ぶりに3部から上がってきたばかりで、2部最優秀防御率。

俺たちのクレバーなラクロスで2部最強のDFを体現した。



強豪校の同志社が相手?


関係ない。

BLUE BLAZEの原点「やるべきことをやる」


やるべきこと、つまり俺たちが積み上げてきた、クレバーなラクロス

それを、ただ徹底的に、体現しろ



関西ラクロスの歴史を変える



その渦中にいるのは、他の誰でもない、俺たちだ。

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