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京都工芸繊維大学 男子ラクロス部

2021ブログリレー #8中島優人

更新日:2021年11月5日


30期生の1回生、ゴーリーの中島優人です。






 さて今年度のリーグ戦は残すところあと二試合となり、また四回生の引退試合である入れ替え戦まで練習もあと六回しかありません。僕にとって入部してまだ半年しか経ってないけど、先輩にとってもう引退の時期が来ていることに、まだ気持ちの整理がついていません。





 思えば半年前、アメフト部の勧誘から逃げるためになんとなく楽しそうなラクロス部に入部したのは本当に良い決断でした。そしてその後、声が大きくてガタイが良いからと先輩に目をつけられて、気づいたらゴーリー枠に入れられてしまったのが全ての始まりでした。



 そこからはとても辛かったです。パス練習が終わってからの2時間くらいが本当に憂鬱で、何度も辞めたいと思いました。



 みんながいろんな練習をしているのに自分だけ、横に移動してボールをキャッチする全然面白くない練習で寂しかったこと、ゴールに立てば固いボールを当てられて痛くて痛くて嫌になったこと、家に帰ればあざを見た母に怒られ、ゴールの前でびびっていれば怖い怖いシューターの先輩に指摘され、悔しくても痛いのが怖いし速いのが怖いし……




いやていうかまだ怖いし!

まだまだ痛いの嫌やし怖いし!



あんなに体で止めに行ける聡朋さんとか悠さんがおかしいってまだちょっと思ってるし!






 今だってそういう風に思うんですけど、それでも最近やっと、そういった逃げ出したい気持ちが小さくなってきました。

 


 それよりももっと役に立ちたい、ゴールを守れるようになって認められたい、試合に出たいって思えるようになりました。一回生のサマー大会で悔しかった想いが、そこから頑張ってやってきて京都カップに向けて一回生ロングみんなでビデオミーティングをして戦術を理解して、結果ある程度形になっていた先日の京都カップでの達成感が、僕の原動力になってきました。



 僕にとってこの半年はそうして長い時間をかけて克服して、やっと成長できたとてつもなく長い時間でした。みんなともめちゃくちゃ仲良くなれたし、いまは部活が楽しい。

 それなのにもう半年経ってしまって四回生が引退するなんて、まだとても先輩の引退後のチームの姿が想像できません。









 未来の話をさせてください。









 現在のチーム編成は四回生が十人、三回生が六人、二回生が一人、そして僕を含む一回生が十四人で合わせて三十一人です。秋に四回生が引退すればチームの三分の一の戦力を失うことになりますが、その数字以上に編成がより厳しいことになります。

 

 なぜならディフェンスメンバーの層のほとんどが一回生になるからです。




 ロングは三回生にはゴーリーの田村しかいません。たった一人の二回生の山下は今後もオフェンスとして活躍するであろう選手です。したがって来年度以降の全ての試合で、一回生のロングが試合に出て守らなければいけません。一回生のロングは五人いますが交代を考えると全員出るにちがいありませんし、ゴーリーの僕だって田村の状態によっては出てゴールを守らなければいけません。



 今年度の育成に関わった先輩、コーチは一回生のディフェンスメンバーの育成について本当に悩んだと思います。

 まず必ず四人のロングとゴーリーを準備しないといけない、その上来年の守備を任せられるような存在に育成しないといけないなんて。僕が僕たちの代の育成の担当になったら、と考えるだけで気が滅入ってやけ酒かましたくなってしまいます。



 チームは今よりぐんと層が薄くなります。したがって僕たち一回生は来年、自分たちが試合に出て活躍するために練習を沢山しないといけません。


 


 しかし深刻なのはむしろ二年後、いまの三回生が引退した後のチームです。




 いま二回生の山下は入部時期はほとんど僕たちと同じで、プレー面での実力としては僕たち一回生とほとんど変わりません。実質的に言えば一回生と同じです。

 したがって今の三回生が引退した二年後、僕たちは三回生にも関わらず最上回生として全ての試合で活躍し、下の部員を引っ張っていかなければなりません。




 ですから僕たちは来年、沢山新入生を入れて僕たちよりも上手くなる勢いで育成しないといけません。なぜならその子たちが僕たちと再来年以降、二年間ともに最前線でプレーする存在になるからです。

 しかも僕は育成担当ではないものの、新歓の担当です。


 ですからやけ酒かまさずにはやってられません。練習ごとに育成担当やコーチと話をすり合わせ、もうほんと頭の中が育成のことばかりになるでしょう。

 

 ああもういやや、考えるだけでしんどい。





 チームは来年以降どんどん厳しい状況になるかもしれません。それでも僕は、入部時に秋本HCの掲げた目標を諦められません。








関西トップ10入り








これを成し遂げるためには当然二部昇格は必須、その上で二部リーグ上位チームと渡り合わなければなりません。

 しかもいま述べたようにチームはわずか二十一人、今後大変な時期に突入するでしょう。




 それでも僕は、この目標を僕たちの代で達成したいです!そのためならなんでもします、なんとしても成し遂げたいです。サマーと京都カップ、これまで二回試合に出る機会があって、一部リーグのチームと良いプレーができています。


 もちろん練習時間の少ない僕たちは最小限で最大効果の練習をしているので、当然僕たちよりも優れている部分を沢山、一部リーグのチームは持っています。

 したがっていま点数の上では互角に見えている京都カップの試合結果も、結局いつの日か限界が来て実力差が確実なものになるでしょう。




 しかし僕は、同期のみんなとならこの目標を果たせると信じています。僕が最後の一人になるまで僕は諦めません。なぜなら僕が諦めずにゴールを守り切ればチームは負けないし、チームは勝つからです。


 僕が引退するまでの残り三年間、この目標を最終的に達成することを考えるとあまりにも大きくて長い時間です。三年後にトップ10に入って大泣きして喜んでいるのが楽しみでワクワクして、こうやってブログを書いてるうちにも早く壁打ちに行きたくなりました。




 先輩方には何も心配せずに全力で、最後まで走り切って欲しいです。これから残り一ヶ月と短い間ですが、よろしくお願いします!







 ブログリレー、僕の次は一回生FOerの大嗣です。

 

 僕が入学する前にInstagramで絡んできて、僕が大学で初めて出会ったのは大嗣でした。僕がラクロス部の新歓に誘って一緒に行って、それで体験に何回も行って、一番最初に同じタイミングで一緒に入部しました。今となってはあんまり二人でずっと居ることはないけど、一番この部活で長く居るので語らずに、信頼している部分が大きいです。

 

 大嗣は他人に厳しく、自分に厳しすぎます。サマー前は大嗣にパスするときは


「神様、パスミスしないで下さい」


ってお祈りして震えながらパスを出してました。 ミスしたら怒られちゃうから怖かったけど、それ以上に自分自身にも厳しい繊細さが大嗣の魅力だと思います。それが大嗣のフェイスオフの実力にも繋がっていると思うし、まじですごいです。



 ただそこまで自分に厳しくして、プレーに納得しなくても良いんじゃないかな、もっと楽にラクロスしても良いんじゃないかなって思います。

 職人気質の大嗣はどうしても悩んでる様子の時が多いけど、もっと肩の力を抜いて練習しても良いと思います。



 もっと気楽に!同じオンリーワンのポジション同士、これからも頑張っていこう。







 最後まで読んでいただきありがとうございました。これからも応援よろしくお願いします!






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